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ワーグナー:バイロイト名演集から(2) 「タンホイザー」
前回より、ワーグナーのバイロイト音楽祭の名演を収録した33枚組のCDボックスを1作品づつ聞きながら、その感想をお話しているシリーズをしていますが、今回は「タンホイザー」をお送りいたします。
タンホイザーは中世の吟遊詩人の物語を基にしたオペラです。


『バイロイト祝祭歌劇場 ワーグナー名作オペラ集』

価格:5990円
タワーレコード在庫状況:在庫わずか!
お早めにお買い求めを!!
さて、33枚組のボックスではありますが、オペラともなりますとキャストも覚えるのが大変です。
とはいえ、配役はオペラにとりましては重要なものですのでおもなものはすべて載せておきます。
それでは、「タンホイザー」の配役の一覧をご覧いただきましょう。
・歌劇『タンホイザー』全曲
タンホイザー:ヴォルフガング・ヴントガッセン
領主ヘルマン:ヨーゼフ・グラインドル
エリーザベト:アニヤ・シリヤ
ヴォルフラム:エーベルハルト・ヴェヒター
ワルター:ゲルハルト・シュトルツェ
ハインリッヒ:ゲオルク・パスクダ
ビテロルフ:フランツ・クラス
ラインマル:ゲルト・ニーンシュテット
ヴェーヌス:グレース・バンブリー
牧童:エルゼ・マルグレーテ・ガルデッリ
バイロイト祝祭合唱団
合唱指揮:ヴィルヘルム・ピッツ
バイロイト祝祭管弦楽団
指揮:ヴォルフガング・サヴァリッシュ
録音:1962年7月、8月(ステレオ)
ここまで書きこむのにだいぶ時間がかかりました。
さあ、初めがかなり長くなりましたのでさっそくはじめましょう。
「タンホイザー」は3枚組で構成されています。ここからは3枚組は当たり前になります。
最初に序曲を聞いた感じですが、冒頭の金管楽器の主題の演奏はレガートがかかっていないのが気になりました。通常は、冒頭の部分はレジェーロで演奏されるべきなのですが、弦楽器が主題を受け持つ部部になってレジェーロで演奏しました。
なぜ、金管楽器の部分だけノンレガートで演奏したのかが分からないのですが、金管楽器の特性のせいかもしれませんが、金管楽器によるレガートはなかなか難しいようです。
バイロイト祝祭歌劇場の舞台の特性の関係もあるのでしょうがやむを得ないところです。
さて、「タンホイザー」は3つの版が存在することはご存知でしょうか?
最初に作られた「ドレスデン版」、パリでの上演のために大幅に書き直した「パリ版」、「パリ版」をさらに修正した「ウィーン版」の3つです。
最近のバイロイト音楽祭での上演はドレスデン版の使用が多いようですが、「タンホイザー」の演奏においてはいろいろな版の選択がありますので聞きこまないとどのバージョンを使っているのかが分からないのです。
序曲から切れ目なくバッカナールとヴェーヌスブルクの音楽に入っていますのでウィーン版を冒頭の部分では使っているようです。
なお、「ウィーン版」という呼称はあまり使われていないもので「パリ版」と一緒に使われている呼び方なのですが、Wikipedia タンホイザーの項目を参照しながら書きますのでWikipediaの表記の仕方にならいます。
さて、美しい合唱が響き渡ります。この合唱の中でヴェーヌスとタンホイザーが愛にふけっているのです。ここが、ヴェーヌスベルクなのです。
ヴェーヌスブルクは素晴らしいところなのでしょうか?もし、現代の人が訪れてみたいと思ったらヴェーヌスブルクはいったいどうなるのでしょうか??
さて、長らくヴェーヌスブルクで過ごしていたタンホイザーですが、夢の中で故郷のヴァルトブルクを思い出しました。それで、タンホイザーはヴェーヌスにヴァルトブルクへ戻りたいと言います。
タンホイザーを手放したくないヴェーヌスですが、結局帰ることを許します。
「救いがほしいときは帰っていらっしゃい。」
それに対して、タンホイザーはきっぱりと言います。
「わが救いは聖母マリアにある!」
するとどうでしょう!美しいヴェーヌスベルクは跡形もなく消え去り、気がつくとタンホイザーはヴァルトブルクが見える谷間にいるのでした。
タンホイザーがヴェーヌスブルクから去ることを望んだ時に歌っている歌を歌っていると序曲の一節が引用されているのに気づかれましたか?
これこそ、のちにライトモティーフとしてよく使われるようになる手法なのです。
さて、ヴァルトブルクが見える谷間に放り出されるように来てしまったタンホイザー・・・そこにやってきたのはヴァルトブルクの領主ヘルマンとその部下で騎士であるタンホイザーの親友であるヴォルフラムです。
ヴォルフラムはタンホイザーを見て喜びます。そして、再び故郷のヴァルトブルク城へ戻るように勧めますが、先ほどお話ししたヴェーヌスブルクで官能と愛に溺れていたタンホイザーはその気になれないでいたのでした。
しかし、ヴォルフラムがタンホイザーを待ちわびるエリザベートのことを語ると、タンホイザーは勇気がわいてきました。そして、ヴァルトブルク城へ帰ることにしたのでした。
ここまでが第1幕でした。第1幕の終わりの音楽のホルンの合奏がとても印象的です。
前の「さまよえるオランダ人」の視聴記でもお話ししましたが、何しろ音量全体が小さいためか、曲によっては聞き取れないところがかなりありましたが、ここは音量つまみを大きくする必要がありそうです。初期の3作品はそうしたほうがいいみたいです。
第2幕は、ヴァルトブルク城の中にある歌の殿堂の広間が舞台です。
タンホイザーの帰還を何よりも喜んだのは、エリザベートでした。エリザベートは領主ヘルマンの姪ですが、タンホイザーとは清い愛で結ばれるほどの間柄なのでした。しかしながら、姿を消して以来一人さみしく暮らしていたのでした。
ヴォルフラムに導かれてタンホイザーがやってきます。エリザベートはタンホイザーとの再会を心から喜んだのでした。
そして、孤独の苦しみの中で暮らしてきたことをタンホイザーに話したのでした。
それを聞いたタンホイザーは喜びに満ち溢れたのですが、
ひそかにエリザベートに思いを寄せていたヴォルフラムにとっては複雑な心境なのでした。
さて、歌合戦が始まろうとしていました。タンホイザーとヴォルフラムがその場を離れますと、領主ヘルマンがやってきて今日の歌合戦について話をしました。そして、姪であるエリザベートに幸運を祈るのでした。その中で少しずつ歌の有名な「入場行進曲」の旋律が領主の口から歌われています。
そのあとで、「タンホイザー」で一番有名な「入場行進曲」が演奏されます。
この「入場行進曲」に乗って、歌合戦に参加する騎士たちが入場してきます。
そして歌合戦を見るために多くの貴婦人および騎士たちが集まってきます。
領主ヘルマンはこの歌合戦の課題は「愛の本質について」であると告げます。優勝者にはエリザベートから望むものは何でも褒美が与えられるということでした。
くじ引きにより、まず最初にヴォルフラムが歌います。
竪琴とともに愛は清らかな泉、恥ずべき情欲で汚してはならないものだと歌いました。
人々からは大きな賞賛を受けました。
次は、タンホイザーの番です。
タンホイザーは何と歌ったのでしょうか?
その泉を欲求することこそ愛、その泉で渇きをいやす享楽を称えたのでした。
タンホイザーは自由な愛を主張したのでした。
それに対して、同じヴァルトブルク城の騎士であるワルターは泉とは徳である。その泉は心を暖かくするものではあるが、欲望をいやすものではないと歌いました。
それに対して、タンホイザーは享楽こそ愛と歌ったのでした。
これには聴衆および貴婦人、騎士たちも檄昂しました。
なぜならば、中世においては享楽を称えることは不道徳なものと考えられていたからです。
それに対して、同じくヴァルトブルク城の騎士であるビデロルフが清らかな愛こそ騎士に武器を与えると歌いました。
それに対してタンホイザーが愛の享楽が何であるのかわからないのであろうと言いました。
ヴォルフラムがもう一度高い徳の愛を歌いあげますが、
タンホイザーは、ついに
ヴェーヌスを讃える歌を歌い始めたのでした。
さすがに、ここまで来ると騎士たちは剣を抜いてタンホイザーに迫ります。それをエリザベートが押しとどめます。
そして、タンホイザーの命乞いを願い、彼に罪のあがないをさせ敬虔な人間に生まれ変わらせるべきだと言いました。彼女の強い願いによって怒れる騎士たちも剣をおさめたのでした。
この時ようやくタンホイザーは我に返ったのでしたが・・・
遅すぎました!!
そして自分のしたことを悔み、床にひれ伏したのでした。
領主ヘルマンは、このような大罪の赦しを得るためにはローマへ行くよりほかにはないと言いました。
そして、ローマへ巡礼に行き、教皇の赦しを得られるまで決してヴァルトブルクに戻ってはならないと告げます。
タンホイザーは遠くに巡礼の行列が見えるのを見て希望を見出します。
「ローマへ!!」
そう言って、タンホイザーは巡礼の行列に加わってヴァルトブルク城を去っていきます。
ここまでが第2幕です。歌合戦のときにタンホイザーに対して憤る聴衆たちの合唱がドラマティックでしたね。
そして、エリザベートとタンホイザーのデュエットが素晴らしくからんで美しい・・・。
そして、タンホイザーの旅たちのところの堂々とした音楽はワーグナーらしさを感じます。
第3幕は、ヴァルトブルク城のそばの山麓が舞台です。
まず、前奏曲があってそのあとで第3幕が開きます。
タンホイザーが、ヴァルトブルクを去ってから行く月の歳月が流れたのでしょうか・・・。
エリザベートは聖母マリア像に向かってタンホイザーが赦しを得て戻ってくるように毎日祈っています。
しかしながら、まだその知らせも何の音沙汰もありません。それを見てヴォルフラムは心を打たれるのでした。
その時、巡礼たちの合唱が聞こえます。
この巡礼たちの合唱の素晴らしくしっかりとした合唱はこれだけでも優しさを感じられる場面でした。
エリザベートはその巡礼たちの中にタンホイザーの姿を探しますが無駄でした。
巡礼たちは罪が赦され、幸せな気持ちに満たされていました。しかし、タンホイザーの姿を見ることができないのを見て、聖母マリアにタンホイザーの罪が赦されるのなら自分の命を捨ててもいいと強く誓います。
見かねたヴォルフラムはエリザベートを説得しますが失敗に終わります。そして、エリザベートは去って行きました。
そのあとでヴォルフラムが歌うのが有名な「夕星の歌」です。
その夜、タンホイザーがすっかりぼろぼろの風体で現れます。
ヴォルフラムはタンホイザーに「ローマへ行ってきたのか」と尋ねます。
タンホイザーは、ローマへ行ってきた事の次第を語ります。
幾多の苦難を乗り越えて、ようやくローマへ辿り着いたタンホイザーはローマ教皇に謁見します。
しかし、教皇はタンホイザーの罪はあまりにも重いと告げます。そして、こう宣告します。
「私の杖が
二度と緑に芽吹くことがないのと同じく、
お前は永遠に救済されない」
そして、ヴェーヌスブルクを求めてさまよい、ついにヴァルトブルク城の近くまで来たのでした。
この辺りは「タンホイザーのローマ語り」として知られています。あまりにも自暴自棄になったタンホイザーの荒々しい歌唱がタンホイザーの絶望を表しています。
ディスクからもその絶望が聞き取れます。オーケストラのフォルテがそれを補います。
タンホイザーの求めに応じてヴェーヌスブルクが現れ、ヴェーヌスが手招きします。
ヴェーヌスの招きに応じてヴェーヌスブルクの音楽にのってヴェーヌスブルクへ向かおうとするタンホイザー・・・。
ヴェーヌスブルクの音楽のモティーフが何度も何度も流れて、タンホイザーのヴェーヌスへの思いが伝わります。ワーグナーのライトモティーフはこのような心情も伝えることもできるのです。
その時、ヴォルフラムはエリザベートの名前を呼んだのでした。その時、タンホイザーは我に返り、ヴェーヌスは地中深くへ消えていきます。
そこへエリザベートの葬列が近づいてきます。
ヴォルフラムは言います。エリザベートは自らの命と引き換えにタンホイザーの赦しを神に乞うたことを・・・。
タンホイザーは運ばれてきたエリザベートの棺に倒れこんで「聖なるエリザベートよ、わがために神に救いを取り次げ!」と言ってエリザベートの遺体の傍らで息絶えます。
ちょうどそこへローマからの巡礼がやってきて「神は奇跡を起こされた。彼を救いあげられた。」と言って、緑の葉の芽吹いた教皇の杖を示してタンホイザーが救済されたことを告げ知らせたのでした。
最終の場面の合唱は、タンホイザーが救済された喜びを表しているかのごとく明るく堂々としたものです。
巡礼の主題が、タンホイザーの救済を示します。そして、全曲の幕となります。
いかがでしたでしょうか?何しろ3枚組ともなりますと一つを作るのに3時間もかかるのですので、記事の作成が大変です。
とはいえ、ワーグナーの作品が大変お求めやすい価格で、しかもバイロイト音楽祭での録音というワグネリアンにとって最高の舞台のものを選りすぐったものが手に入るのは奇跡みたいなもので、まさしくタンホイザーの救済のようなワーグナーのオペラ作品を聞き始めたい人にとっては素晴らしいCDボックスなのかもしれません。
さて、「タンホイザー」を完成させたワーグナーは出来具合に全く満足せずに完成させた後も改定を続けていきます。
自分の死の前の月になっても、このような言葉を残しています。
3つもの版があるため、指揮者によっては第1幕では「パリ(ウィーン)版」を使い、第2幕以降はドレスデン版を使ったりすることが頻繁にあるそうです。
さて、だいぶくたびれました。「ニーベルングの指環」を構成する4つの楽劇では視聴記を前半と後半に分けるべきか考えてみることにしましょう。
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タンホイザーは中世の吟遊詩人の物語を基にしたオペラです。

『バイロイト祝祭歌劇場 ワーグナー名作オペラ集』
価格:5990円
タワーレコード在庫状況:在庫わずか!
お早めにお買い求めを!!
さて、33枚組のボックスではありますが、オペラともなりますとキャストも覚えるのが大変です。
とはいえ、配役はオペラにとりましては重要なものですのでおもなものはすべて載せておきます。
それでは、「タンホイザー」の配役の一覧をご覧いただきましょう。
・歌劇『タンホイザー』全曲
タンホイザー:ヴォルフガング・ヴントガッセン
領主ヘルマン:ヨーゼフ・グラインドル
エリーザベト:アニヤ・シリヤ
ヴォルフラム:エーベルハルト・ヴェヒター
ワルター:ゲルハルト・シュトルツェ
ハインリッヒ:ゲオルク・パスクダ
ビテロルフ:フランツ・クラス
ラインマル:ゲルト・ニーンシュテット
ヴェーヌス:グレース・バンブリー
牧童:エルゼ・マルグレーテ・ガルデッリ
バイロイト祝祭合唱団
合唱指揮:ヴィルヘルム・ピッツ
バイロイト祝祭管弦楽団
指揮:ヴォルフガング・サヴァリッシュ
録音:1962年7月、8月(ステレオ)
ここまで書きこむのにだいぶ時間がかかりました。
さあ、初めがかなり長くなりましたのでさっそくはじめましょう。
「タンホイザー」は3枚組で構成されています。ここからは3枚組は当たり前になります。
最初に序曲を聞いた感じですが、冒頭の金管楽器の主題の演奏はレガートがかかっていないのが気になりました。通常は、冒頭の部分はレジェーロで演奏されるべきなのですが、弦楽器が主題を受け持つ部部になってレジェーロで演奏しました。
なぜ、金管楽器の部分だけノンレガートで演奏したのかが分からないのですが、金管楽器の特性のせいかもしれませんが、金管楽器によるレガートはなかなか難しいようです。
バイロイト祝祭歌劇場の舞台の特性の関係もあるのでしょうがやむを得ないところです。
さて、「タンホイザー」は3つの版が存在することはご存知でしょうか?
最初に作られた「ドレスデン版」、パリでの上演のために大幅に書き直した「パリ版」、「パリ版」をさらに修正した「ウィーン版」の3つです。
最近のバイロイト音楽祭での上演はドレスデン版の使用が多いようですが、「タンホイザー」の演奏においてはいろいろな版の選択がありますので聞きこまないとどのバージョンを使っているのかが分からないのです。
序曲から切れ目なくバッカナールとヴェーヌスブルクの音楽に入っていますのでウィーン版を冒頭の部分では使っているようです。
なお、「ウィーン版」という呼称はあまり使われていないもので「パリ版」と一緒に使われている呼び方なのですが、Wikipedia タンホイザーの項目を参照しながら書きますのでWikipediaの表記の仕方にならいます。
さて、美しい合唱が響き渡ります。この合唱の中でヴェーヌスとタンホイザーが愛にふけっているのです。ここが、ヴェーヌスベルクなのです。
ヴェーヌスブルクは素晴らしいところなのでしょうか?もし、現代の人が訪れてみたいと思ったらヴェーヌスブルクはいったいどうなるのでしょうか??
さて、長らくヴェーヌスブルクで過ごしていたタンホイザーですが、夢の中で故郷のヴァルトブルクを思い出しました。それで、タンホイザーはヴェーヌスにヴァルトブルクへ戻りたいと言います。
タンホイザーを手放したくないヴェーヌスですが、結局帰ることを許します。
「救いがほしいときは帰っていらっしゃい。」
それに対して、タンホイザーはきっぱりと言います。
「わが救いは聖母マリアにある!」
するとどうでしょう!美しいヴェーヌスベルクは跡形もなく消え去り、気がつくとタンホイザーはヴァルトブルクが見える谷間にいるのでした。
タンホイザーがヴェーヌスブルクから去ることを望んだ時に歌っている歌を歌っていると序曲の一節が引用されているのに気づかれましたか?
これこそ、のちにライトモティーフとしてよく使われるようになる手法なのです。
さて、ヴァルトブルクが見える谷間に放り出されるように来てしまったタンホイザー・・・そこにやってきたのはヴァルトブルクの領主ヘルマンとその部下で騎士であるタンホイザーの親友であるヴォルフラムです。
ヴォルフラムはタンホイザーを見て喜びます。そして、再び故郷のヴァルトブルク城へ戻るように勧めますが、先ほどお話ししたヴェーヌスブルクで官能と愛に溺れていたタンホイザーはその気になれないでいたのでした。
しかし、ヴォルフラムがタンホイザーを待ちわびるエリザベートのことを語ると、タンホイザーは勇気がわいてきました。そして、ヴァルトブルク城へ帰ることにしたのでした。
ここまでが第1幕でした。第1幕の終わりの音楽のホルンの合奏がとても印象的です。
前の「さまよえるオランダ人」の視聴記でもお話ししましたが、何しろ音量全体が小さいためか、曲によっては聞き取れないところがかなりありましたが、ここは音量つまみを大きくする必要がありそうです。初期の3作品はそうしたほうがいいみたいです。
第2幕は、ヴァルトブルク城の中にある歌の殿堂の広間が舞台です。
タンホイザーの帰還を何よりも喜んだのは、エリザベートでした。エリザベートは領主ヘルマンの姪ですが、タンホイザーとは清い愛で結ばれるほどの間柄なのでした。しかしながら、姿を消して以来一人さみしく暮らしていたのでした。
ヴォルフラムに導かれてタンホイザーがやってきます。エリザベートはタンホイザーとの再会を心から喜んだのでした。
そして、孤独の苦しみの中で暮らしてきたことをタンホイザーに話したのでした。
それを聞いたタンホイザーは喜びに満ち溢れたのですが、
ひそかにエリザベートに思いを寄せていたヴォルフラムにとっては複雑な心境なのでした。
さて、歌合戦が始まろうとしていました。タンホイザーとヴォルフラムがその場を離れますと、領主ヘルマンがやってきて今日の歌合戦について話をしました。そして、姪であるエリザベートに幸運を祈るのでした。その中で少しずつ歌の有名な「入場行進曲」の旋律が領主の口から歌われています。
そのあとで、「タンホイザー」で一番有名な「入場行進曲」が演奏されます。
この「入場行進曲」に乗って、歌合戦に参加する騎士たちが入場してきます。
そして歌合戦を見るために多くの貴婦人および騎士たちが集まってきます。
領主ヘルマンはこの歌合戦の課題は「愛の本質について」であると告げます。優勝者にはエリザベートから望むものは何でも褒美が与えられるということでした。
くじ引きにより、まず最初にヴォルフラムが歌います。
竪琴とともに愛は清らかな泉、恥ずべき情欲で汚してはならないものだと歌いました。
人々からは大きな賞賛を受けました。
次は、タンホイザーの番です。
タンホイザーは何と歌ったのでしょうか?
その泉を欲求することこそ愛、その泉で渇きをいやす享楽を称えたのでした。
タンホイザーは自由な愛を主張したのでした。
それに対して、同じヴァルトブルク城の騎士であるワルターは泉とは徳である。その泉は心を暖かくするものではあるが、欲望をいやすものではないと歌いました。
それに対して、タンホイザーは享楽こそ愛と歌ったのでした。
これには聴衆および貴婦人、騎士たちも檄昂しました。
なぜならば、中世においては享楽を称えることは不道徳なものと考えられていたからです。
それに対して、同じくヴァルトブルク城の騎士であるビデロルフが清らかな愛こそ騎士に武器を与えると歌いました。
それに対してタンホイザーが愛の享楽が何であるのかわからないのであろうと言いました。
ヴォルフラムがもう一度高い徳の愛を歌いあげますが、
タンホイザーは、ついに
ヴェーヌスを讃える歌を歌い始めたのでした。
さすがに、ここまで来ると騎士たちは剣を抜いてタンホイザーに迫ります。それをエリザベートが押しとどめます。
そして、タンホイザーの命乞いを願い、彼に罪のあがないをさせ敬虔な人間に生まれ変わらせるべきだと言いました。彼女の強い願いによって怒れる騎士たちも剣をおさめたのでした。
この時ようやくタンホイザーは我に返ったのでしたが・・・
遅すぎました!!
そして自分のしたことを悔み、床にひれ伏したのでした。
領主ヘルマンは、このような大罪の赦しを得るためにはローマへ行くよりほかにはないと言いました。
そして、ローマへ巡礼に行き、教皇の赦しを得られるまで決してヴァルトブルクに戻ってはならないと告げます。
タンホイザーは遠くに巡礼の行列が見えるのを見て希望を見出します。
「ローマへ!!」
そう言って、タンホイザーは巡礼の行列に加わってヴァルトブルク城を去っていきます。
ここまでが第2幕です。歌合戦のときにタンホイザーに対して憤る聴衆たちの合唱がドラマティックでしたね。
そして、エリザベートとタンホイザーのデュエットが素晴らしくからんで美しい・・・。
そして、タンホイザーの旅たちのところの堂々とした音楽はワーグナーらしさを感じます。
第3幕は、ヴァルトブルク城のそばの山麓が舞台です。
まず、前奏曲があってそのあとで第3幕が開きます。
タンホイザーが、ヴァルトブルクを去ってから行く月の歳月が流れたのでしょうか・・・。
エリザベートは聖母マリア像に向かってタンホイザーが赦しを得て戻ってくるように毎日祈っています。
しかしながら、まだその知らせも何の音沙汰もありません。それを見てヴォルフラムは心を打たれるのでした。
その時、巡礼たちの合唱が聞こえます。
この巡礼たちの合唱の素晴らしくしっかりとした合唱はこれだけでも優しさを感じられる場面でした。
エリザベートはその巡礼たちの中にタンホイザーの姿を探しますが無駄でした。
巡礼たちは罪が赦され、幸せな気持ちに満たされていました。しかし、タンホイザーの姿を見ることができないのを見て、聖母マリアにタンホイザーの罪が赦されるのなら自分の命を捨ててもいいと強く誓います。
見かねたヴォルフラムはエリザベートを説得しますが失敗に終わります。そして、エリザベートは去って行きました。
そのあとでヴォルフラムが歌うのが有名な「夕星の歌」です。
その夜、タンホイザーがすっかりぼろぼろの風体で現れます。
ヴォルフラムはタンホイザーに「ローマへ行ってきたのか」と尋ねます。
タンホイザーは、ローマへ行ってきた事の次第を語ります。
幾多の苦難を乗り越えて、ようやくローマへ辿り着いたタンホイザーはローマ教皇に謁見します。
しかし、教皇はタンホイザーの罪はあまりにも重いと告げます。そして、こう宣告します。
二度と緑に芽吹くことがないのと同じく、
お前は永遠に救済されない」
そして、ヴェーヌスブルクを求めてさまよい、ついにヴァルトブルク城の近くまで来たのでした。
この辺りは「タンホイザーのローマ語り」として知られています。あまりにも自暴自棄になったタンホイザーの荒々しい歌唱がタンホイザーの絶望を表しています。
ディスクからもその絶望が聞き取れます。オーケストラのフォルテがそれを補います。
タンホイザーの求めに応じてヴェーヌスブルクが現れ、ヴェーヌスが手招きします。
ヴェーヌスの招きに応じてヴェーヌスブルクの音楽にのってヴェーヌスブルクへ向かおうとするタンホイザー・・・。
ヴェーヌスブルクの音楽のモティーフが何度も何度も流れて、タンホイザーのヴェーヌスへの思いが伝わります。ワーグナーのライトモティーフはこのような心情も伝えることもできるのです。
その時、ヴォルフラムはエリザベートの名前を呼んだのでした。その時、タンホイザーは我に返り、ヴェーヌスは地中深くへ消えていきます。
そこへエリザベートの葬列が近づいてきます。
ヴォルフラムは言います。エリザベートは自らの命と引き換えにタンホイザーの赦しを神に乞うたことを・・・。
タンホイザーは運ばれてきたエリザベートの棺に倒れこんで「聖なるエリザベートよ、わがために神に救いを取り次げ!」と言ってエリザベートの遺体の傍らで息絶えます。
ちょうどそこへローマからの巡礼がやってきて「神は奇跡を起こされた。彼を救いあげられた。」と言って、緑の葉の芽吹いた教皇の杖を示してタンホイザーが救済されたことを告げ知らせたのでした。
最終の場面の合唱は、タンホイザーが救済された喜びを表しているかのごとく明るく堂々としたものです。
巡礼の主題が、タンホイザーの救済を示します。そして、全曲の幕となります。
いかがでしたでしょうか?何しろ3枚組ともなりますと一つを作るのに3時間もかかるのですので、記事の作成が大変です。
とはいえ、ワーグナーの作品が大変お求めやすい価格で、しかもバイロイト音楽祭での録音というワグネリアンにとって最高の舞台のものを選りすぐったものが手に入るのは奇跡みたいなもので、まさしくタンホイザーの救済のようなワーグナーのオペラ作品を聞き始めたい人にとっては素晴らしいCDボックスなのかもしれません。
さて、「タンホイザー」を完成させたワーグナーは出来具合に全く満足せずに完成させた後も改定を続けていきます。
自分の死の前の月になっても、このような言葉を残しています。
「まだこの世にタンホイザーという借りがある。」
Wikipedia タンホイザーの項目による
3つもの版があるため、指揮者によっては第1幕では「パリ(ウィーン)版」を使い、第2幕以降はドレスデン版を使ったりすることが頻繁にあるそうです。
さて、だいぶくたびれました。「ニーベルングの指環」を構成する4つの楽劇では視聴記を前半と後半に分けるべきか考えてみることにしましょう。
最後にお願いがあります。
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ワーグナー:バイロイト名演集から(1) 「さまよえるオランダ人」
みなさん、4月に購入をご報告したワーグナーのバイロイト音楽祭の演奏をおさめた33枚組のCDボックスの演奏をすべて聴くという計画を立てていますが、諸事情があってなかなかできないでいました。
・・・このほど、ようやく聴きながらブログを書くめどが立ちましたので、これからバイロイト音楽祭名演集収録のワーグナーのオペラを聴きながら書いた視聴記をたっぷりとお楽しみいただきたいと思います。
ワーグナーのオペラは、ご承知のように3枚組というものは当たり前で4枚組というのもあるので価格が非常に高くて、とても手が出ないところでした。
しかしながら、このたび33枚組のワーグナーのオペラのCDボックスの登場によってワーグナーの素晴らしい音楽が、皆様のお手元に身近に届くようになりました。
これより、ワーグナーの主要な作品であるオペラの作品のうち、バイロイト音楽祭で上演される演目を33枚組CDボックス「バイロイト名演集」(HMVでの表記)の視聴記をお届けいたします。
・・・とはいえ、各演目を聞きながら視聴記をお届けするということは、すでにお話ししたCDの枚数もあって、大変な困難を伴いますが、可能な限りお届けいたします。
33枚組のCDボックスともなりますと、大変な量です。
ましてや、オペラでは指揮者、オーケストラのみならず、歌手の情報についても書きこまないといけないのです。
まず最初は、「さまよえるオランダ人」からまいりましょう。
「さまよえるオランダ人」・「タンホイザー」・「ローエングリン」はNHK交響楽団名誉指揮者のヴォルフガング・サヴァリッシュがバイロイト祝祭管弦楽団のタクトを振ります。
N響アワーで見るヴォルフガング・サヴァリッシュとは違った印象を持ちますが、オペラでも十分にその力を発揮できるでしょう。
それでは、「さまよえるオランダ人」の配役の一覧をご覧いただきましょう。
・歌劇『さまよえるオランダ人』全曲
オランダ人:フランツ・クラス
ゼンタ:アニヤ・シリヤ
ダーラント:ヨーゼフ・グラインドル
エリック:フリッツ・ウール
マリー:レス・フィッシャー
舵取り:ゲオルク・パスクダ
バイロイト祝祭合唱団
合唱指揮:ヴィルヘルム・ピッツ
バイロイト祝祭管弦楽団
指揮:ヴォルフガング・サヴァリッシュ
録音:1961年7月、8月(ステレオ)
ワーグナーの初期のオペラ作品はバイロイト音楽祭ではあまり上演されませんが、大体6年に1回の間隔でバイロイト音楽祭で上演されるそうです。
さまよえるオランダ人の詳しい物語のあらすじにつきましては、Wikipedia さまよえるオランダ人の項目をご覧いただければ幸いです。
さて、今回収録されているサヴァリッシュの指揮によります録音は古いせいか、全体の音が小さいような感じがします。
ここから、曲を聴きながらの感想を書いていきます。
有名な序曲の後で、合唱があります。そのあとで登場人物の一人であるダーラントの所有する船がとある港町へやってきます。
すると、黒いマストに深紅の帆を立てた幽霊船が現れます。
幽霊船の持ち主であるさまよえるオランダ人は、ダーラントにこう言います。
自分は呪いを受け、7年に一度上陸することが許されている。その上陸しているときに、永遠の愛を誓う女性が現れない限り、海をさまよい、陸に上がることも、そして永遠に死ぬこともできない!
なぜ、さまよえるオランダ人はこのような運命を背負わなければならなくなったのでしょうか?
それは、ある嵐の中で航海していたときに神を冒涜したことによって、神の呪いを受け、7年に1度の上陸が許される以外は、先ほどの永遠の愛を誓ってくれる女性が現れない限り、永遠に救済されないということになったのです。
そして、さまよえるオランダ人は有名な独白を語るのでした。
日よ、月よ、星よ
どうか、めぐるのをやめてくれ!
永遠の破滅よ
さあ、俺を迎えに来てくれ!
こう言って、さまよえるオランダ人は自分にかけられた呪いを嘆き、絶望にさいなまれるのでした。
演奏を引き続き聞いていきましょう。バイロイト音楽祭のライブ録音を収録しただけでも意義がありますのですが、音量全体が小さいのではっきり聞き取れないことがあります。
とはいえ、バイロイト音楽祭の舞台の上での演奏なのでそれはやむなしかと思いますが、また歌手たちの足音もはっきり聞き取れます。
さて、物語はさまよえるオランダ人がダーラントのもとへ財宝を持ってくることによって大きく進展します。
財宝に魅せられたダラントは自分に娘がいること、そして娘に合わせることを約束してしまいます。
そうこうしているうちに、風向きが変わり、ダーラントとさまよえるオランダ人の船はダーラントの故郷のある港へ出航していきます。
第1幕の終わりの合唱がとても素晴らしいです。出航する喜びを高らかにうたっているかのようです。
ここまでが第1幕です。
なお、ワーグナーは1幕で全曲を通すことを望んでいましたが、当時の舞台の技術水準はワーグナーの望んでいるものを実現できませんでした。
それで、やむを得ず3幕の形で書きあげられたのでした。
第2幕は、ダーラントの家が舞台です。ダーラントの娘、ゼンダとその乳母のマリー、そして娘たちが糸紡ぎの部屋に集まって、仕事をしながら歌っているのです。
これが有名な「糸紡ぎの合唱」です。
この合唱もすばらしいです。合唱は「さまよえるオランダ人」ではよく使われます。
後年のワーグナーの作品では合唱は排除されるようになっていきますが、こうして聞きますとワーグナーでは合唱もいいかなと思います。
さて、ゼンダはさまよえるオランダ人のことを考えています。
・・・とそこへ、荒々しいモティーフが現れて、さまよえるオランダ人のことを思うバラードをゼンダが歌います。
そして、ゼンダはさまよえるオランダ人を救済したいと思うようになります。
このバラードのすぐ後でCDが入れ替わります。
CDが入れ替わったあとで合唱が入ったりしますが、そこへゼンダを愛しているエリックという猟師がやってきてダーラントが帰ってきたことを伝えます。
エリックはゼンダの激しい感情の動きに当惑します。そして、ゼンダへの愛の苦しみを訴えますがゼンダは取り合いません。
そして、ゼンダが青白い顔をした船乗りと一緒に海へ逃げていく夢を見たというと、ゼンダは感じ入った様子をするのです。ゼンダはさまよえるオランダ人と一緒に海へ沈んでいくつもりだったのでした。
絶望したエリックはその場を立ち去ります。
そのあとでさまよえるオランダ人がダーラントに連れられてやってきます。
ダーラントはさまよえるオランダ人をゼンダに花婿だと言って紹介します。
そのあとでダーラントはその場を離れます。2人だけになったところで、二人はお互いの気持ちを語るのでした。
そして、ゼンダはさまよえるオランダ人に永遠の愛を誓うのでした。
ここまでが第2幕です。
さて、第3幕はこれまた有名な水夫たちの合唱で幕を開けます。
ノルウェーの水夫たちが元気いっぱいに海の男たちの歌を合唱するのです。
合唱は素晴らしく、楽しげな感じです。ただし、全体の音量が小さいのが難点ですが・・・。
そして、娘たちが酒などをふるまっています。
さて、ダーラントの船のすぐ後に入ってきたオランダ人の船の船員が下船しないのを不審がります。
「あれはさまよえるオランダ人の
幽霊船ではないのか?」
そう言ってオランダ人の船のほうを見て面白がって挑発すると、さまよえるオランダ人の船の周りに風と波が立ち、不気味な合唱が聞こえてくるのでした。
さまよえるオランダ人の船の船員たちも、さまよえるオランダ人と同じく永遠に死ぬことができないでいるのでした。
そこへ、ゼンダとエリックが姿を現わします。
エリックはダーラントが連れてきたさまよえるオランダ人がゼンダの花婿だと知り、かつてゼンダがエリックに愛を告白し、永遠の愛を誓ったことを責めます。それをさまよえるオランダ人が聞いてしまいます。
エリックはゼンダをとても愛していたことを知ったさまよえるオランダ人は、「裏切られた」と言って帆を張り去っていきます。
さまよえるオランダ人にゼンダは信頼するようにと言いますが、さまよえるオランダ人は自分にかけられている恐ろしい呪いを語ります。そして、ゼンダを破滅させないためにと言って出航していきます。
岩の上に上ったゼンダは自らの純愛を叫んで、さまよえるオランダ人への誠の愛を示すために海の中へ身を投げます。
するとどうでしょう、さまよえるオランダ人の船は海の中へ沈んでいきます。
そして、ゼンダとさまよえるオランダ人の魂は浄化されて天へと登って行ったのでした。
そうです!
さまよえるオランダ人は救済されたのです!!
みなさん、いかがでしたでしょうか。さまよえるオランダ人のストーリーはあまりにも悲劇的なストーリーでしたが、とてもドラマティックなものです。
初期の作品とはいえ、すでにワーグナーらしいところが多く見られます。
さまよえるオランダ人の「罪」とゼンダの「純愛」「自己犠牲」、それによる「救済」・・・。
これは、ワーグナーが生涯オペラの中の登場人物を変えても繰り返したドラマトゥルギーでした。
かの有名な「ニーベルングの指環」にも、そのドラマトゥルギーが見られます。
さて、「さまよえるオランダ人」の分売りはサヴァリッシュのものはありません。
その代りなんですが、大変珍しいドイツ・ハルモニア・ムンディからの発売になりますワーグナーが初めて作曲した1841年の初稿を使用した演奏があります。
ちょっと参考になられてはいかがでしょうか。
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・・・このほど、ようやく聴きながらブログを書くめどが立ちましたので、これからバイロイト音楽祭名演集収録のワーグナーのオペラを聴きながら書いた視聴記をたっぷりとお楽しみいただきたいと思います。
![]() | Wagner: The Great Operas from the Bayreuth Festival [Box Set] (2008/06/17) Richard Wagner、 商品詳細を見る |
ワーグナーのオペラは、ご承知のように3枚組というものは当たり前で4枚組というのもあるので価格が非常に高くて、とても手が出ないところでした。
しかしながら、このたび33枚組のワーグナーのオペラのCDボックスの登場によってワーグナーの素晴らしい音楽が、皆様のお手元に身近に届くようになりました。
これより、ワーグナーの主要な作品であるオペラの作品のうち、バイロイト音楽祭で上演される演目を33枚組CDボックス「バイロイト名演集」(HMVでの表記)の視聴記をお届けいたします。
・・・とはいえ、各演目を聞きながら視聴記をお届けするということは、すでにお話ししたCDの枚数もあって、大変な困難を伴いますが、可能な限りお届けいたします。
33枚組のCDボックスともなりますと、大変な量です。
ましてや、オペラでは指揮者、オーケストラのみならず、歌手の情報についても書きこまないといけないのです。
まず最初は、「さまよえるオランダ人」からまいりましょう。
「さまよえるオランダ人」・「タンホイザー」・「ローエングリン」はNHK交響楽団名誉指揮者のヴォルフガング・サヴァリッシュがバイロイト祝祭管弦楽団のタクトを振ります。
N響アワーで見るヴォルフガング・サヴァリッシュとは違った印象を持ちますが、オペラでも十分にその力を発揮できるでしょう。
それでは、「さまよえるオランダ人」の配役の一覧をご覧いただきましょう。
・歌劇『さまよえるオランダ人』全曲
オランダ人:フランツ・クラス
ゼンタ:アニヤ・シリヤ
ダーラント:ヨーゼフ・グラインドル
エリック:フリッツ・ウール
マリー:レス・フィッシャー
舵取り:ゲオルク・パスクダ
バイロイト祝祭合唱団
合唱指揮:ヴィルヘルム・ピッツ
バイロイト祝祭管弦楽団
指揮:ヴォルフガング・サヴァリッシュ
録音:1961年7月、8月(ステレオ)
ワーグナーの初期のオペラ作品はバイロイト音楽祭ではあまり上演されませんが、大体6年に1回の間隔でバイロイト音楽祭で上演されるそうです。
さまよえるオランダ人の詳しい物語のあらすじにつきましては、Wikipedia さまよえるオランダ人の項目をご覧いただければ幸いです。
さて、今回収録されているサヴァリッシュの指揮によります録音は古いせいか、全体の音が小さいような感じがします。
ここから、曲を聴きながらの感想を書いていきます。
有名な序曲の後で、合唱があります。そのあとで登場人物の一人であるダーラントの所有する船がとある港町へやってきます。
すると、黒いマストに深紅の帆を立てた幽霊船が現れます。
幽霊船の持ち主であるさまよえるオランダ人は、ダーラントにこう言います。
自分は呪いを受け、7年に一度上陸することが許されている。その上陸しているときに、永遠の愛を誓う女性が現れない限り、海をさまよい、陸に上がることも、そして永遠に死ぬこともできない!
なぜ、さまよえるオランダ人はこのような運命を背負わなければならなくなったのでしょうか?
それは、ある嵐の中で航海していたときに神を冒涜したことによって、神の呪いを受け、7年に1度の上陸が許される以外は、先ほどの永遠の愛を誓ってくれる女性が現れない限り、永遠に救済されないということになったのです。
そして、さまよえるオランダ人は有名な独白を語るのでした。
日よ、月よ、星よ
どうか、めぐるのをやめてくれ!
永遠の破滅よ
さあ、俺を迎えに来てくれ!
こう言って、さまよえるオランダ人は自分にかけられた呪いを嘆き、絶望にさいなまれるのでした。
演奏を引き続き聞いていきましょう。バイロイト音楽祭のライブ録音を収録しただけでも意義がありますのですが、音量全体が小さいのではっきり聞き取れないことがあります。
とはいえ、バイロイト音楽祭の舞台の上での演奏なのでそれはやむなしかと思いますが、また歌手たちの足音もはっきり聞き取れます。
さて、物語はさまよえるオランダ人がダーラントのもとへ財宝を持ってくることによって大きく進展します。
財宝に魅せられたダラントは自分に娘がいること、そして娘に合わせることを約束してしまいます。
そうこうしているうちに、風向きが変わり、ダーラントとさまよえるオランダ人の船はダーラントの故郷のある港へ出航していきます。
第1幕の終わりの合唱がとても素晴らしいです。出航する喜びを高らかにうたっているかのようです。
ここまでが第1幕です。
なお、ワーグナーは1幕で全曲を通すことを望んでいましたが、当時の舞台の技術水準はワーグナーの望んでいるものを実現できませんでした。
それで、やむを得ず3幕の形で書きあげられたのでした。
第2幕は、ダーラントの家が舞台です。ダーラントの娘、ゼンダとその乳母のマリー、そして娘たちが糸紡ぎの部屋に集まって、仕事をしながら歌っているのです。
これが有名な「糸紡ぎの合唱」です。
この合唱もすばらしいです。合唱は「さまよえるオランダ人」ではよく使われます。
後年のワーグナーの作品では合唱は排除されるようになっていきますが、こうして聞きますとワーグナーでは合唱もいいかなと思います。
さて、ゼンダはさまよえるオランダ人のことを考えています。
・・・とそこへ、荒々しいモティーフが現れて、さまよえるオランダ人のことを思うバラードをゼンダが歌います。
そして、ゼンダはさまよえるオランダ人を救済したいと思うようになります。
このバラードのすぐ後でCDが入れ替わります。
CDが入れ替わったあとで合唱が入ったりしますが、そこへゼンダを愛しているエリックという猟師がやってきてダーラントが帰ってきたことを伝えます。
エリックはゼンダの激しい感情の動きに当惑します。そして、ゼンダへの愛の苦しみを訴えますがゼンダは取り合いません。
そして、ゼンダが青白い顔をした船乗りと一緒に海へ逃げていく夢を見たというと、ゼンダは感じ入った様子をするのです。ゼンダはさまよえるオランダ人と一緒に海へ沈んでいくつもりだったのでした。
絶望したエリックはその場を立ち去ります。
そのあとでさまよえるオランダ人がダーラントに連れられてやってきます。
ダーラントはさまよえるオランダ人をゼンダに花婿だと言って紹介します。
そのあとでダーラントはその場を離れます。2人だけになったところで、二人はお互いの気持ちを語るのでした。
そして、ゼンダはさまよえるオランダ人に永遠の愛を誓うのでした。
ここまでが第2幕です。
さて、第3幕はこれまた有名な水夫たちの合唱で幕を開けます。
ノルウェーの水夫たちが元気いっぱいに海の男たちの歌を合唱するのです。
合唱は素晴らしく、楽しげな感じです。ただし、全体の音量が小さいのが難点ですが・・・。
そして、娘たちが酒などをふるまっています。
さて、ダーラントの船のすぐ後に入ってきたオランダ人の船の船員が下船しないのを不審がります。
幽霊船ではないのか?」
そう言ってオランダ人の船のほうを見て面白がって挑発すると、さまよえるオランダ人の船の周りに風と波が立ち、不気味な合唱が聞こえてくるのでした。
さまよえるオランダ人の船の船員たちも、さまよえるオランダ人と同じく永遠に死ぬことができないでいるのでした。
そこへ、ゼンダとエリックが姿を現わします。
エリックはダーラントが連れてきたさまよえるオランダ人がゼンダの花婿だと知り、かつてゼンダがエリックに愛を告白し、永遠の愛を誓ったことを責めます。それをさまよえるオランダ人が聞いてしまいます。
エリックはゼンダをとても愛していたことを知ったさまよえるオランダ人は、「裏切られた」と言って帆を張り去っていきます。
さまよえるオランダ人にゼンダは信頼するようにと言いますが、さまよえるオランダ人は自分にかけられている恐ろしい呪いを語ります。そして、ゼンダを破滅させないためにと言って出航していきます。
岩の上に上ったゼンダは自らの純愛を叫んで、さまよえるオランダ人への誠の愛を示すために海の中へ身を投げます。
するとどうでしょう、さまよえるオランダ人の船は海の中へ沈んでいきます。
そして、ゼンダとさまよえるオランダ人の魂は浄化されて天へと登って行ったのでした。
さまよえるオランダ人は救済されたのです!!
みなさん、いかがでしたでしょうか。さまよえるオランダ人のストーリーはあまりにも悲劇的なストーリーでしたが、とてもドラマティックなものです。
初期の作品とはいえ、すでにワーグナーらしいところが多く見られます。
さまよえるオランダ人の「罪」とゼンダの「純愛」「自己犠牲」、それによる「救済」・・・。
これは、ワーグナーが生涯オペラの中の登場人物を変えても繰り返したドラマトゥルギーでした。
かの有名な「ニーベルングの指環」にも、そのドラマトゥルギーが見られます。
さて、「さまよえるオランダ人」の分売りはサヴァリッシュのものはありません。
その代りなんですが、大変珍しいドイツ・ハルモニア・ムンディからの発売になりますワーグナーが初めて作曲した1841年の初稿を使用した演奏があります。
ちょっと参考になられてはいかがでしょうか。
![]() | ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」 (2005/02/23) ヴァイル(ブルーノ)ゼーリヒ(フランツ=ヨーゼフ) 商品詳細を見る |
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グスタフ・レオンハルト バッハ鍵盤作品集成
この前、グスタフ・レオンハルトの20枚組のCDボックスを買いまして、つい先週の日曜日に全部聞き終わったところです。
グスタフ・レオンハルトの演奏によるバッハの主要なチェンバロ作品およびかなりの数のオルガン作品が収録されています。
20枚組CDの内容は画像の下の解説をご覧ください。


バッハ: 鍵盤作品集成 / グスタフ・レオンハルト <初回生産限定盤>

収録曲目一覧:
CD1&2:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 BWV846-869
CD3&4:平均律クラヴィーア曲集 第2巻 BWV870-893
CD5&6:パルティータ(全曲) BWV825-830 「クラヴィーア練習曲 第1巻」
CD7&8:フーガの技法 BWV1080
クラヴィーア練習曲 第2巻
(パルティータ「フランス風序曲」BWV831/イタリア協奏曲 BWV971/プレリュード、フーガとアレグロ BWV998)
CD9:ゴールドベルク変奏曲BWV988 「クラヴィーア練習曲 第4巻」
CD10&11:ソナタ、パルティータ&組曲 「トランスクリプション集」(全8曲)
CD12:インベンションとシンフォニア BWV772-801
CD13&14:イギリス組曲 BWV806-811 (全曲)
CD15:フランス組曲 BWV812-817 (全曲)
CD16:チェンバロ協奏曲第1番 BWV1052(1981年録音)*、イタリア協奏曲 BWV971、トッカータ BWV912、トッカータ BWV913、フーガ BWV944、幻想曲 BWV906
CD17:半音階幻想曲とフーガ BWV903、チェンバロ協奏曲第1番 BWV1052(1965年録音)**、アダージョ BWV968、「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帖」より
CD18&19:オルガン作品集I&II
CD20:オルガン作品集III
*レオンハルト・コンソートとの共演
**コレギウム・アウレウム合奏団との共演
価格:10000円
在庫状況:在庫あり
とにかく、聞いてみての感想を言いますとグスタフ・レオンハルトの今までのこれほどの量の録音がまとめてCDボックスの形で発売されるのは初めてのようです。
チェンバロの作品では、主要な作品すべてを収録しているほか、演奏する楽器を指定しなかったといわれている「フーガの技法」がチェンバロの作品であるという自説のもとにチェンバロで演奏した録音があります。
そのほか、オルガンの作品では有名な「トッカータとフーガ」のほか、意外と知られていない作品も収録されています。
私がレオンハルトのCDボックスを聞くときは寝る前に聞いていたので、寝るためにかけていたというのはどうなんだろうという気がしますが、CDボックスなら大丈夫かなという感じはします。
レオンハルトのバッハの鍵盤作品集成では注目すべきところがあります。
発売当時の解説書が、
そのまま収録されているからです。
ですから、先ほど触れました「フーガの技法」が完成された作品であり未完に終わったフーガは「フーガの技法」を構成しないものであるという論文がCDボックスにも収録されているのです。
すべてを聞いて感じるのは、バッハのすべてを極めるに至る約25年の巨大なドキュメントともいえるものだと感じました。
レオンハルトは、1960年代初頭から1980年代後半にかけてバッハの作品をドイツ・ハルモニア・ムンディとセオンのドイツの2大古楽レーベルに録音し続けたのですが、私ですら全貌を見出したことはありません。
今、まさしく、レオンハルトのバッハのすべてを見出したという感じを持ちます。
フランス・ブリュッヘンはレオンハルトについてこう言いました。
まさしく、その通りだと思います。
次に、すべて聞き通すときは昼間、メールチェックをしているときとかに聞いてみたいと思います。
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グスタフ・レオンハルトの演奏によるバッハの主要なチェンバロ作品およびかなりの数のオルガン作品が収録されています。
20枚組CDの内容は画像の下の解説をご覧ください。

バッハ: 鍵盤作品集成 / グスタフ・レオンハルト <初回生産限定盤>
収録曲目一覧:
CD1&2:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 BWV846-869
CD3&4:平均律クラヴィーア曲集 第2巻 BWV870-893
CD5&6:パルティータ(全曲) BWV825-830 「クラヴィーア練習曲 第1巻」
CD7&8:フーガの技法 BWV1080
クラヴィーア練習曲 第2巻
(パルティータ「フランス風序曲」BWV831/イタリア協奏曲 BWV971/プレリュード、フーガとアレグロ BWV998)
CD9:ゴールドベルク変奏曲BWV988 「クラヴィーア練習曲 第4巻」
CD10&11:ソナタ、パルティータ&組曲 「トランスクリプション集」(全8曲)
CD12:インベンションとシンフォニア BWV772-801
CD13&14:イギリス組曲 BWV806-811 (全曲)
CD15:フランス組曲 BWV812-817 (全曲)
CD16:チェンバロ協奏曲第1番 BWV1052(1981年録音)*、イタリア協奏曲 BWV971、トッカータ BWV912、トッカータ BWV913、フーガ BWV944、幻想曲 BWV906
CD17:半音階幻想曲とフーガ BWV903、チェンバロ協奏曲第1番 BWV1052(1965年録音)**、アダージョ BWV968、「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帖」より
CD18&19:オルガン作品集I&II
CD20:オルガン作品集III
*レオンハルト・コンソートとの共演
**コレギウム・アウレウム合奏団との共演
価格:10000円
在庫状況:在庫あり
とにかく、聞いてみての感想を言いますとグスタフ・レオンハルトの今までのこれほどの量の録音がまとめてCDボックスの形で発売されるのは初めてのようです。
チェンバロの作品では、主要な作品すべてを収録しているほか、演奏する楽器を指定しなかったといわれている「フーガの技法」がチェンバロの作品であるという自説のもとにチェンバロで演奏した録音があります。
そのほか、オルガンの作品では有名な「トッカータとフーガ」のほか、意外と知られていない作品も収録されています。
私がレオンハルトのCDボックスを聞くときは寝る前に聞いていたので、寝るためにかけていたというのはどうなんだろうという気がしますが、CDボックスなら大丈夫かなという感じはします。
レオンハルトのバッハの鍵盤作品集成では注目すべきところがあります。
そのまま収録されているからです。
ですから、先ほど触れました「フーガの技法」が完成された作品であり未完に終わったフーガは「フーガの技法」を構成しないものであるという論文がCDボックスにも収録されているのです。
すべてを聞いて感じるのは、バッハのすべてを極めるに至る約25年の巨大なドキュメントともいえるものだと感じました。
レオンハルトは、1960年代初頭から1980年代後半にかけてバッハの作品をドイツ・ハルモニア・ムンディとセオンのドイツの2大古楽レーベルに録音し続けたのですが、私ですら全貌を見出したことはありません。
今、まさしく、レオンハルトのバッハのすべてを見出したという感じを持ちます。
フランス・ブリュッヘンはレオンハルトについてこう言いました。
「彼は現代のバッハだ。」
まさしく、その通りだと思います。
次に、すべて聞き通すときは昼間、メールチェックをしているときとかに聞いてみたいと思います。
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バッハ:ゴールドベルク変奏曲 グレン・グールド・メモリアルエディション
昨日、いつも通っているCDのお店で新しい技術を使用した3枚組のCDを買いました。
グレン・グールドのバッハの「ゴールドベルク変奏曲」の2種類の録音をBlu-spec CDにしたもののほかにボーネス・トラックとしてテイム・ペイジとの対話と最初の録音のアウトテイクとクオドリベット(ゴールドベルク変奏曲の第30変奏で使用されているもの)についてのグレン・グールド自身の解説とグレン・グールド自身の作によるクオドリベット(「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」と「星条旗」の組み合わせ)を収録した特別ボーナス・トラックCD付きの3枚組です。


J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲
-メモリアル・エディション-/グレン・グールド [Blu-spec CD]<完全生産限定盤>

収録内容:
CD1 バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1955年録音・2002年24ビットリマスター)
CD2 バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年アナログ・ステレオ録音・2002年DSDマスタリング)
CD3 ボーナス・ディスク
グレン・グールドとティム・ペイジとの対話
バッハ:ゴールドベルク変奏曲の1955年録音のアウトテイク集
グレン・グールド自身によるクオドリベッドの解説とグレン・グールド自作のクオドリベッドの演奏(「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」と「星条旗」の組み合わせ)
価格:4200円
発売:ソニー・クラシカル
在庫状況:在庫わずか!
お早めにお買い求めを!!
さて、
Blu-spec CDとは何でしょうか?
Blu-spec CDはブルーレイの技術をもとにして作られたソニーが開発した高品質CDです。
詳しくは、 Blu-spec CDの公式サイトのほうをご覧いただいていただくとして、とにかく高品質の技術を使用したものだそうです。
最近、高品質のCDが数多く開発されてその技術を使用したCDが発売されています。
今回も、そうした流れの一つといえます。
さて、話をグレン・グールドの演奏のほうに戻しましょう。
実はグールドのゴールドベルク変奏曲の録音は通常のCDのものを持っています。
録音は2回目のものです。
2回目の録音はデジタル録音でCDが発売されたのでしたが、実は国産ピアノメーカーのピアノを使用したことは、あまりにも有名な話です。
とはいえ、比較をするといえば2回目の録音を従来のCDと今回のBlu-spec CDで比較できるものしかないのですが・・・。
音は大きく向上していました。そして、かの有名なハミングが聴き取れました。
グレン・グールドは一生演奏しているときにハミングすることをやめなかったと言われています。
通常のCDでは聞き取れませんでしたが、今回のBlu-spec CDでははっきりと聞き取れました。
ただし、もう在庫がないみたいなのでお早めにお買い求めいただければ幸いです。
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グレン・グールドのバッハの「ゴールドベルク変奏曲」の2種類の録音をBlu-spec CDにしたもののほかにボーネス・トラックとしてテイム・ペイジとの対話と最初の録音のアウトテイクとクオドリベット(ゴールドベルク変奏曲の第30変奏で使用されているもの)についてのグレン・グールド自身の解説とグレン・グールド自身の作によるクオドリベット(「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」と「星条旗」の組み合わせ)を収録した特別ボーナス・トラックCD付きの3枚組です。

J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲
-メモリアル・エディション-/グレン・グールド [Blu-spec CD]<完全生産限定盤>
収録内容:
CD1 バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1955年録音・2002年24ビットリマスター)
CD2 バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年アナログ・ステレオ録音・2002年DSDマスタリング)
CD3 ボーナス・ディスク
グレン・グールドとティム・ペイジとの対話
バッハ:ゴールドベルク変奏曲の1955年録音のアウトテイク集
グレン・グールド自身によるクオドリベッドの解説とグレン・グールド自作のクオドリベッドの演奏(「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」と「星条旗」の組み合わせ)
価格:4200円
発売:ソニー・クラシカル
在庫状況:在庫わずか!
お早めにお買い求めを!!
さて、
Blu-spec CDとは何でしょうか?
Blu-spec CDはブルーレイの技術をもとにして作られたソニーが開発した高品質CDです。
詳しくは、 Blu-spec CDの公式サイトのほうをご覧いただいていただくとして、とにかく高品質の技術を使用したものだそうです。
最近、高品質のCDが数多く開発されてその技術を使用したCDが発売されています。
今回も、そうした流れの一つといえます。
さて、話をグレン・グールドの演奏のほうに戻しましょう。
実はグールドのゴールドベルク変奏曲の録音は通常のCDのものを持っています。
録音は2回目のものです。
2回目の録音はデジタル録音でCDが発売されたのでしたが、実は国産ピアノメーカーのピアノを使用したことは、あまりにも有名な話です。
とはいえ、比較をするといえば2回目の録音を従来のCDと今回のBlu-spec CDで比較できるものしかないのですが・・・。
音は大きく向上していました。そして、かの有名なハミングが聴き取れました。
グレン・グールドは一生演奏しているときにハミングすることをやめなかったと言われています。
通常のCDでは聞き取れませんでしたが、今回のBlu-spec CDでははっきりと聞き取れました。
ただし、もう在庫がないみたいなのでお早めにお買い求めいただければ幸いです。
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タグ : バロック J.S.バッハ ピアノ ゴールドベルク変奏曲 グレン・グールド Blu-spec CD ブルー・レイ
アルヴォ・ペルト:ヨハネ受難曲
今日は、洗足木曜日、聖木曜日とも呼ばれますがキリスト教会では最後の晩餐が行われた日だとされている日です。
それで、今日からの3日間を聖なる過ぎ越しの3日間と呼ばれることがあります。
この3日間のために多くのクラシックの作曲家が多くの作品を残しました。
また、キリストの受難をしのび、キリストの受難の聖書の記事をもとにした受難曲という曲目ができたりしました。
有名なところではバッハの「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」が知られているところです。
ただし、あまりにも受難曲の分野ではバッハが知られすぎましたので、そのほかの作曲家の受難曲が知られていないという状況に陥っています。
今回は、一気に現代の作曲家による受難曲をご紹介します。
エストニア出身の作曲家、アルヴォ・ペルトの「ヨハネ受難曲」です。
演奏者一覧:
イエス(バス):ロバート・マクドナルド
ピラト(テノール):マーク・アンダーソン
トヌス・ペレグリヌス
指揮:アントニー・ピッツ
発売:ナクソス
アマゾン価格:1200円
在庫状況:2点在庫あり!ご注文はお早めに!!
さて、ナクソスレーベルはいろいろな作曲家の作品を取り扱っていますが、現代音楽はメジャーなレーベルは発売しないので貴重な存在です。
私はアルヴォ・ペルトのCDを買って聞いたのは今回が初めてになります。
デパートのCDコーナーで置いてあったのを見て、かなり考えてから買いました。
曲についての説明に移りましょう。
ごく少数の歌手と、ヴァイオリン、オーボエ、チェロ、ファゴット、オルガンだけで演奏される極力切り詰められた音が、キリストの受難という多くの作曲家が取り上げた物語を描きつくしたというジャケットの言葉に偽りはありません。
歌詞は、バッハと異なり、ラテン語で歌われます。そしてバッハでは途中に自由な歌詞及びコラールが挿入されるのですが、そういった物語の筋から考えると余計な部分を全く入れない作りで、キリストの受難という厳粛な物語を描きだしているのです。
主に4つの部分に分かれています。
1)裏切られ、ゲッセマネで捕らえられるイエス
2)大祭司の質問とペテロの否認
3)ピラトの審問と群衆の罵倒
4)ゴルゴダの丘でのイエスの磔刑
歌詞の収録された解説はすべて英語で書かれています。歌詞はラテン語でヨハネの福音書第18章1節から始まり、ヨハネの福音書の第19章30節で終わります。
福音書の歌詞の前後に受難曲の通例として始まりを告げる言葉と、キリストの受難をしのぶ全曲の終わりを示す歌詞が歌われます。
それから、ジャケットについていくつか注意事項を申し上げます。
ナクソスのジャケットについている
日本語のオビを捨てないでください。
日本語で書いているものは
それだけなのですから・・・。
ナクソスでは珍しいのかどうかわかりませんが、特製の紙製カバーがついています。オビはカバーの中にしまっていつでも参照できるように大切に保管してください。
聞いての感想ですが、独特の音楽があなたを引き付けて離さないでしょう・・・。
何も考えないで聴くことに尽きると思います。
さあ、今夜は寝る前に聞くことにしましょう。
そして、感じるかもしれません。
現代音楽にも
美しい音楽があるのだと・・・。
最後にお願いがあります。
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それで、今日からの3日間を聖なる過ぎ越しの3日間と呼ばれることがあります。
この3日間のために多くのクラシックの作曲家が多くの作品を残しました。
また、キリストの受難をしのび、キリストの受難の聖書の記事をもとにした受難曲という曲目ができたりしました。
有名なところではバッハの「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」が知られているところです。
ただし、あまりにも受難曲の分野ではバッハが知られすぎましたので、そのほかの作曲家の受難曲が知られていないという状況に陥っています。
今回は、一気に現代の作曲家による受難曲をご紹介します。
エストニア出身の作曲家、アルヴォ・ペルトの「ヨハネ受難曲」です。
![]() | ペルト:ヨハネ受難曲 (2003/06/01) ピッツ 商品詳細を見る |
演奏者一覧:
イエス(バス):ロバート・マクドナルド
ピラト(テノール):マーク・アンダーソン
トヌス・ペレグリヌス
指揮:アントニー・ピッツ
発売:ナクソス
アマゾン価格:1200円
在庫状況:2点在庫あり!ご注文はお早めに!!
さて、ナクソスレーベルはいろいろな作曲家の作品を取り扱っていますが、現代音楽はメジャーなレーベルは発売しないので貴重な存在です。
私はアルヴォ・ペルトのCDを買って聞いたのは今回が初めてになります。
デパートのCDコーナーで置いてあったのを見て、かなり考えてから買いました。
曲についての説明に移りましょう。
ごく少数の歌手と、ヴァイオリン、オーボエ、チェロ、ファゴット、オルガンだけで演奏される極力切り詰められた音が、キリストの受難という多くの作曲家が取り上げた物語を描きつくしたというジャケットの言葉に偽りはありません。
歌詞は、バッハと異なり、ラテン語で歌われます。そしてバッハでは途中に自由な歌詞及びコラールが挿入されるのですが、そういった物語の筋から考えると余計な部分を全く入れない作りで、キリストの受難という厳粛な物語を描きだしているのです。
主に4つの部分に分かれています。
1)裏切られ、ゲッセマネで捕らえられるイエス
2)大祭司の質問とペテロの否認
3)ピラトの審問と群衆の罵倒
4)ゴルゴダの丘でのイエスの磔刑
歌詞の収録された解説はすべて英語で書かれています。歌詞はラテン語でヨハネの福音書第18章1節から始まり、ヨハネの福音書の第19章30節で終わります。
福音書の歌詞の前後に受難曲の通例として始まりを告げる言葉と、キリストの受難をしのぶ全曲の終わりを示す歌詞が歌われます。
それから、ジャケットについていくつか注意事項を申し上げます。
日本語のオビを捨てないでください。
日本語で書いているものは
それだけなのですから・・・。
ナクソスでは珍しいのかどうかわかりませんが、特製の紙製カバーがついています。オビはカバーの中にしまっていつでも参照できるように大切に保管してください。
聞いての感想ですが、独特の音楽があなたを引き付けて離さないでしょう・・・。
何も考えないで聴くことに尽きると思います。
さあ、今夜は寝る前に聞くことにしましょう。
そして、感じるかもしれません。
現代音楽にも
美しい音楽があるのだと・・・。
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