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ウィルヘルム・バックハウス ベートーヴェン:ピアノソナタ全曲完聴記(最終回)
ウィルヘルム・バックハウスによりますベートーヴェンのピアノソナタ全32曲を聴くという無謀な試みもいよいよ最終回となりました。
なお、CDの画像をクリックするとCDへのリンクへ行くことができます。よろしかったらそちらのほうもご覧ください。


曲目:(全曲ベートーヴェン作曲)
ピアノソナタ第30番ホ長調作品109
ピアノソナタ第31番変イ長調作品110
ピアノソナタ第32番ハ短調作品111
発売:ユニバーサルクラシック
価格:1000円
(注意:限定盤につき売り切れ次第終了)
このCDの収録されているピアノソナタ3曲は文字通り後期の作品です。
それでは順番に聴いてまいりましょう。今回も聴きながらパソコンでこの試聴記を書いています。
第30番は3楽章からなります。
第1楽章は流れるように始まりました。まるで歌うような感じです。
バックハウスは流れるような旋律を美しく歌っています。
まさしくファンタジックな第1楽章です。
そのあとで、堂々としたスケルツォ楽章による第2楽章です。
それでも流れるような旋律を持っています。
演奏では堂々としたモティーフと流れるようなメロディーをうまく使い分けていました。
第3楽章は変奏曲の形式で書かれています。
まず、主題が消え入るような小さな音で始まりました。
そのあとでいろいろな変奏が繰り広げられていくのですが、主題をバックハウスはやさしく、かつなだらかに弾いていました。
そこには中期の作品で見られたような荒々しい叫びはありません。
バックハウスはこの緩叙楽章のような終楽章を美しいメロディーを聴かせながらベートーヴェンの主題をいろいろなものへ変えていく素晴らしい芸術を見せてくれます。
「英雄」交響曲にも見られる終楽章を変奏曲の形式で書くという形の曲ですが、とても素晴らしい曲です。
この楽章は変奏が繰り返されるごとに高揚していくのです。なだらかなメロディーのなかで次第に盛り上がっていくのです。
ある時はポリフォニーに満ちた技巧を見せてくれます。ある時は美しいメロディーを聴かせてくれます。そしてある時には聞こえるかどうかわからないくらいの弱音で聴かせてくれます。
耳を澄ませることが必要です。
そして、主題が再現されてきました。主題が最後に再現されるのはバッハのゴールドベルク変奏曲に見られた方法です。
そして、消え入るように小さな音で全曲が終わりました。
次の第31番も小さな音で始まりました。
この曲も3楽章からなりますが、終楽章が序奏とフーガに分かれています。それでトラックも終楽章では二つに分かれています。
第1楽章は流れるようなメロディーに満ちています。
バックハウスの演奏は後期の作品になるにつれて美しいメロディーを聴かせてくれます。
テンポもゆったりとしています。初期のソナタの緩叙楽章はテンポが速かったのですが、このあたりになるとゆっくりしてきます。
第2楽章はスケルツォ楽章ですが、2拍子に聞こえます。それに、演奏を聴いてみますと、まるでブラームスの後期の小品集のような感じがします。
そのあとで切れ目なく第3楽章に入りました。
先ほどお話ししたように、流れるように美しい序奏とフーガからなります。
序奏は、とても深い悲しみに満ちています。演奏でも美しいメロディーに満ちていました。
その悲しみを受け止めるようにフーガが始まりました。
このフーガも美しいメロディーが聴き取れます。とてもフーガとは思えないなだらかな部分も聴き取れます。
そして、フーガが再現部のように戻ってきます。
このフーガをバックハウスは美しいメロディーを聴かせるように歌うように弾いています。
さあ、いよいよ最後のソナタ第32番に入りました。
このソナタは2楽章からなります。
第1楽章はマエストーソによる序奏と主部に分かれています。
序奏はまるでオペラのレティタティーヴォのような感じでした。
そのあとで主部に入るわけですが、フーガの入りのようなポリフォニーに満ちた始まり方です。
その中で、美しいメロディーが聴かれます。これもやはり後期のベートーヴェンの特徴です。
ポリフォニーの聴かせ方もうまいですね。
バックハウスは・・・。
この楽章は起伏が結構ありますが美しいメロディーが全編に満ちています。
第2楽章は静かに始まりました。この楽章は変奏曲の形式で書かれています。
変奏が進んでいくうちにいろいろな表情が聴き取れます。
この演奏では次第に高揚していくように感じます。
その中でも、美しいメロディーが途切れることはありません。
曲目解説ではこうあります。
バックハウスの演奏はこの楽章でメロディーに満ちた美しい演奏で最後は静かに曲を終えました。
皆さん、ベートーヴェンのピアノソナタ全32曲をすべて聴き通しました!!
この試聴記を読んでご感想がございましたらコメントをお寄せください。
また、画像をクリックしますとこのCDの詳細を見ることができます。そちらのほうもどうかご覧ください。
また、wikipedia:ベートーヴェンのピアノソナタのカテゴリへのリンクからwikipediaでのベートーヴェンのピアノソナタ全32曲の解説を見ることができます。
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なお、CDの画像をクリックするとCDへのリンクへ行くことができます。よろしかったらそちらのほうもご覧ください。

曲目:(全曲ベートーヴェン作曲)
ピアノソナタ第30番ホ長調作品109
ピアノソナタ第31番変イ長調作品110
ピアノソナタ第32番ハ短調作品111
発売:ユニバーサルクラシック
価格:1000円
(注意:限定盤につき売り切れ次第終了)
このCDの収録されているピアノソナタ3曲は文字通り後期の作品です。
それでは順番に聴いてまいりましょう。今回も聴きながらパソコンでこの試聴記を書いています。
第30番は3楽章からなります。
第1楽章は流れるように始まりました。まるで歌うような感じです。
バックハウスは流れるような旋律を美しく歌っています。
まさしくファンタジックな第1楽章です。
そのあとで、堂々としたスケルツォ楽章による第2楽章です。
それでも流れるような旋律を持っています。
演奏では堂々としたモティーフと流れるようなメロディーをうまく使い分けていました。
第3楽章は変奏曲の形式で書かれています。
まず、主題が消え入るような小さな音で始まりました。
そのあとでいろいろな変奏が繰り広げられていくのですが、主題をバックハウスはやさしく、かつなだらかに弾いていました。
そこには中期の作品で見られたような荒々しい叫びはありません。
バックハウスはこの緩叙楽章のような終楽章を美しいメロディーを聴かせながらベートーヴェンの主題をいろいろなものへ変えていく素晴らしい芸術を見せてくれます。
「英雄」交響曲にも見られる終楽章を変奏曲の形式で書くという形の曲ですが、とても素晴らしい曲です。
この楽章は変奏が繰り返されるごとに高揚していくのです。なだらかなメロディーのなかで次第に盛り上がっていくのです。
ある時はポリフォニーに満ちた技巧を見せてくれます。ある時は美しいメロディーを聴かせてくれます。そしてある時には聞こえるかどうかわからないくらいの弱音で聴かせてくれます。
耳を澄ませることが必要です。
そして、主題が再現されてきました。主題が最後に再現されるのはバッハのゴールドベルク変奏曲に見られた方法です。
そして、消え入るように小さな音で全曲が終わりました。
次の第31番も小さな音で始まりました。
この曲も3楽章からなりますが、終楽章が序奏とフーガに分かれています。それでトラックも終楽章では二つに分かれています。
第1楽章は流れるようなメロディーに満ちています。
バックハウスの演奏は後期の作品になるにつれて美しいメロディーを聴かせてくれます。
テンポもゆったりとしています。初期のソナタの緩叙楽章はテンポが速かったのですが、このあたりになるとゆっくりしてきます。
第2楽章はスケルツォ楽章ですが、2拍子に聞こえます。それに、演奏を聴いてみますと、まるでブラームスの後期の小品集のような感じがします。
そのあとで切れ目なく第3楽章に入りました。
先ほどお話ししたように、流れるように美しい序奏とフーガからなります。
序奏は、とても深い悲しみに満ちています。演奏でも美しいメロディーに満ちていました。
その悲しみを受け止めるようにフーガが始まりました。
このフーガも美しいメロディーが聴き取れます。とてもフーガとは思えないなだらかな部分も聴き取れます。
そして、フーガが再現部のように戻ってきます。
このフーガをバックハウスは美しいメロディーを聴かせるように歌うように弾いています。
さあ、いよいよ最後のソナタ第32番に入りました。
このソナタは2楽章からなります。
第1楽章はマエストーソによる序奏と主部に分かれています。
序奏はまるでオペラのレティタティーヴォのような感じでした。
そのあとで主部に入るわけですが、フーガの入りのようなポリフォニーに満ちた始まり方です。
その中で、美しいメロディーが聴かれます。これもやはり後期のベートーヴェンの特徴です。
バックハウスは・・・。
この楽章は起伏が結構ありますが美しいメロディーが全編に満ちています。
第2楽章は静かに始まりました。この楽章は変奏曲の形式で書かれています。
変奏が進んでいくうちにいろいろな表情が聴き取れます。
この演奏では次第に高揚していくように感じます。
その中でも、美しいメロディーが途切れることはありません。
曲目解説ではこうあります。
そこには万感こもごも至る思いがある。失われた青春への思い、悔恨、神への帰依、否定、肯定・・・・・・そしてまばゆいクライマックスのうちに彼の最後のソナタは終わる。
バックハウスの演奏はこの楽章でメロディーに満ちた美しい演奏で最後は静かに曲を終えました。
皆さん、ベートーヴェンのピアノソナタ全32曲をすべて聴き通しました!!
この試聴記を読んでご感想がございましたらコメントをお寄せください。
また、画像をクリックしますとこのCDの詳細を見ることができます。そちらのほうもどうかご覧ください。
また、wikipedia:ベートーヴェンのピアノソナタのカテゴリへのリンクからwikipediaでのベートーヴェンのピアノソナタ全32曲の解説を見ることができます。
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お早うございます
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ベトベンのピアノ・ソナタ全曲コメント
お疲れ様でした。
バックハウスは、ほとんど聞いていません。LP時代に、ブラームスの2番のコンチェルトをよく聴いていましたが、最近はご無沙汰しています。
廉価盤で発売されると買えるんですが〜
記事は興味深く読ませていただきました。
ミ(`w´)彡